ワン・ベップ・ドリーム・アカデミー

効果的な広報活動について話を聴く参加者

 別府市で起業したい、事業を加速させたいと思っている人を対象とした、共に成長する継続的な「学び舎」として、「ワン・ベップ・ドリーム・アカデミー」、通称「ドリアカ」がオンラインと対面で行われている。一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKが主催。
 ドリアカでブラッシュアップされたビジネスモデルをビジネスプラン発表会である「ワン・ベップ・ドリーム・アワード」と連動し、イベント内でサポーター企業やパートナーに事業をPRしていく場も設けられる。全4回。
 2回目は3日午後5時半から、末広町にある旧南部児童館レンガホールで行われ、大分みらい信用金庫の帆足杏一地域創生企画部副部長が「明日から使える!コロナ禍でも新規とファンが増える集客術」。キャンプ女子㈱の橋本華恋代表取締役が「SNSふくめた効果的な広報について」と題して、それぞれ講話した。17人(うち11人が対面)が参加した。
 帆足副部長は、検索エンジンを活用した場合、上位検索になるためには①登録要因②クチコミ要因③投稿要因ーの3つがあるとし、「クチコミの中には、自社では気づかなかったことが意外と書かれていることがある。事実を捉えて、どうするかを考えると最強の戦略会議となる」などと話した。
 橋本さんは、ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ブランド、製品を使用する典型的なユーザーを表すために作成された仮想的な人物像「ペルソナ」を設定することの重要性について「自分の考えではなく、利用してもらいたい客のことを考えると迷いはなくなる。すべての判断は客がする。最新情報を取り入れて伸びる投稿をすること。ペルソナにささる情報を発信していくことが大切」などと説明し、自身が行っている広報活動についても説明。「更新頻度の低いホームページは信用にかかわる。イベントやって表に出さないのは、やっていないのと同じ」とした。
 また、参加者1人ひとりの困り事を聞き、解決法をアドバイス。「伸びないことはやり続けない」と話した。
 次回は19日午後1時半から、㈱OMOYAの猪熊真理子代表取締役が「プレスリリース作成について」。4回目は29日午後5時半から、㈱マクアケ地方事業部の宮田紗良さんが「応援と共感を売上につなげる!“新規顧客”と“長期的ファン”をうみだす『応援購入』活用セミナー」と題して講話。中村朱美㈱minitts代表取締役が、事業計画とプレゼンテーション作成についてアドバイスを行う。
 参加希望者は、事前に申し込みを。詳しい問い合わせはビービズリンク(電話76・5205)へ。