大分県と大分市は29日、3088人に対してPCR等検査を行い、13市2町と県外の10歳未満から80歳以上の男女350人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
また、オミクロン株の一種で、さらに感染力が強いとされるBA・2「ステルスオミクロン」の感染が大分県内でも初めて確認された。3月13日から24日までの間に陽性と公表した検体の遺伝子解析を行った結果、ステルスオミクロンへの感染が疑いを含めて6人確認されたと発表。県は、すでに市中感染が起きているとみている。
県内で療養中の80歳以上の2人が亡くなった。県内の死者は142人になった。大分市内の幼児教育・保育施設と学校でクラスターを確認。関係者の検査を進めている。
1日の感染者が前週を上回るのは1週間連続で、300人を超えるのは、20日ぶり。ステルスオミクロンが確認されたことで、再び感染が拡大することが懸念されている。
年代別では、20代91人、10代90人、30代44人、10歳未満43人、40代33人、50代29人、70代9人、60代6人、80歳以上5人。経路別では、不明169人、家族71人、学校29人、知人25人、県外18人、施設16人、職場14人、医療機関5人、会食3人となっている。
別府市の感染者数は、41人。年代別では、10代10人、20代8人、30代7人、10歳未満6人、40代4人、50代と80歳以上各3人。経路別では、不明21人、家族15人、医療機関2人、学校、知人、県外各1人。
別府市以外の市町等の感染者数は、大分市202人、中津市17人、日田市と県外各13人、由布市と宇佐市各12人、豊後高田市9人、佐伯市と玖珠町各7人、臼杵市5人、杵築市と九重町各3人、国東市、竹田市、豊後大野市各2人だった。