「ソラタネ」で別府の魅力を紹介

お披露目式に参加した
(前列左から)菅さん、渡邊さん、竹長さん
(後列左から)小野講師、阿部学部長、杉尾支店長

 別府大学国際経営学部(学部長、阿部博光教授)は(株)ソラシドエアとタッグを組み、コロナ禍で苦戦する別府市の観光業界を活性化させることを目的に、「別大生ソラタネプロジェクト」を行い、編集したソラシドエア機内誌「ソラタネ3―4月号」のお披露目式をこのほど、別府大学1号館3階31教室で実施した。
 別府大学創立70周年記念事業プレイベントとして昨年11月に実施した別府市・国際経営学部共同企画「大学生パワーで大分を元気にしよう!」では「別府の魅力『食』×『観光』を発信する取り組み」をテーマに、市内5カ所の施設で地獄蒸しを行い、外見や味などを比較検討して共同発表を行った。
 今回は、このプロジェクトの一環として学生と教員が2㌻にわたり、地獄蒸しの魅力を紹介している。30日まで、ソラシドエア全便のシートポケットに収納している。
 お披露目式では、阿部学部長が「地域貢献に力を入れているソラシドエアと共同できたことは嬉しく思います。その取り組みが機内誌として形に残ることは、他の学生の励みにもなります」とあいさつ。
 小野貴史講師が「ソラシドエアには昨年7月20日に特別講演をしていただきました。別府の食といえば『地獄蒸し』が見た目も良いと考えスタートしました。観光事業の皆様の支援もいただきました」と振り返った。
 続いて、杉尾美香(株)ソラシドエア地元価値共創室大分支店長が「皆さんと、別府の魅力などについて話せたことは再発見につながったと思います。皆さんにとっては、社会や大人との関わりが持てる取材の期間だったと思います。出来上がりを見て下さい。機内誌の取材先に配付したところ『機内誌を見て来ました』などの感想も聞こえています」とあいさつした。
 取材を行った竹長里那さん(20)=2年=は「地獄蒸しを食べたことがなかったし、行ったことのない施設が多かったので、別府の魅力を再発見できた」。
 渡邊温子さん(21)=3年=は「地獄蒸しは食べたことがなく、初めての経験でした。機内誌を通して、全国の皆さんに知ってもらえたらを思います。貴重な経験をありがとうございます」。
 菅早霧さん(20)=2年=は「風景や食べ物が伝わって、皆さんが『いいな』と思ってもらいたい」とそれぞれ話した。
 その後、学生3人は完成した「ソラタネ3―4月号」を手に取って見た。