収益の一部ウクライナに

「ひまわり」のポスターと岡村照さん

 ウクライナでロケをした映画「ひまわり」が別府ブルーバード劇場で上映される。配給会社は収益の一部を日本赤十字社と国連難民高等弁務官事務所を通じてウクライナの人道支援に役立てるため、多くの人に鑑賞を呼びかけている。
 主演はソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ。52年前に初公開され、日本でも大ヒットしたイタリアの恋愛映画の名作。
 広大なヒマワリ畑はウクライナの首都キーウから南へ約500キロのヘルソン州で撮影された。東西冷戦の時代にヨーロッパの国がソ連で映画撮影することはめずらしく、地下鉄など当時のソ連の最新施設が登場している。
 フィルムは最新のデジタル技術で修復され、オリジナルに近い仕上りになった。
 上映期間は22、25日~5月5日。ブルーバードを経営する岡村照さんは「ロシアの侵攻に苦しむウクライナの人々に何かしてあげたいと思い、ブルーバードでも上映することにしました。何の映画が一番好きかと聞かれたら、私はいつも『ひまわり』と答えているんです」とニッコリ。問い合わせは電話21・1192。