ウクライナからの3世帯8人

別府市内のホテルに入ったウクライナからの避難民
=㊤16日到着の1世帯4人㊦17日到着の2世帯4人(写真は別府市提供)

 ウクライナからの避難民が16日と17日、別府市内に到着した。
 ウクライナは、ロシアの侵攻を受け、多くの国民が国外に避難をしている。別府市も早くから避難民の受け入れを表明。立命館アジア太平洋大学の卒業生である小野ヤーナさんと一馬さん夫婦が設立したNPO法人「ビューティフルワールド」の要請を受けて、今回、3世帯8人を受け入れることになった。
 16日は、マリウポリからロシアを経由し、来日した1世帯4人が北九州空港から別府市内のホテルに到着した。少し疲れた様子があったが、やっと目的地についた安心感からか明るい表情だったという。
 白石修三別府市防災局長を含む市職員と、大分県国際政策課の三股耕二課長が出迎え、白石局長が「遠路はるばるおこしいただき、大変お疲れ様です。ゆっくりお過ごしください」とあいさつ。避難してきた人は「こんなに歓迎してくださってありがとうございます。すごく不安がいっぱいあったけれど、その不安が少し解消された気がします」と話した。
 17日は2世帯4人が到着した。ドネックからリトアニアを経由し、来日。一行は疲れ気味の様子だったという。前日と同じく、別府市の白石防災局長や県の三股国際政策課長らが出迎えた。
 避難した人からは「すごくきれいな街並みと、到着したときに、すごく礼儀正しい方々に歓迎されて非常に驚いています。受け入れてくださってありがとうございます」と話した。
 避難した人たちはしばらくホテルに滞在し、市営住宅での生活をスタートさせる。