別府市は新しい学校給食共同調理場「別府市学校給食センター(仮称)」の工事に伴う安全祈願祭を27日午前10時、原町の現地で行った。
現在の共同調理場が老朽化が進み、建て替えが急務となっていた。新たに建て替えるにあたり、現在、各小学校で行っている単独調理場も共同調理場に一元化することになった。
新しい調理場は、鉄骨造2階建てで、延べ床面積約3700平方㍍。調理場方式はドライシステムで、1日に最大8500食を提供することが出来る。3献立、手作りにこだわる。工事は、和田・幸・大建・大有・日本調理機建設工事共同企業体。工事費は約36億4100万円。令和5年9月に運用開始を目指す。
神事は、朝見八幡神社の神日出男宮司が執り行った。地鎮の儀では、長野恭紘別府市長が苅初の儀、穿初の儀として市原隆生市議会議長が斎鍬、共同企業体を代表して、和田修・和田組社長が斎鋤を行った。長野市長ら関係者が玉串を奉てんし、工事期間中の安全を祈願した。
神事終了後、長野市長が「本日にいたるまで、幾度も協議を重ねたことで、子どもたちの食育を支える拠点として、素晴らしいものになったと確信しています。別府市独自の質の高い給食を提供するための本体工事が着手されます。もてる技術を発揮し、素晴らしい調理場を作ってもらいたい」とあいさつ。
来賓の市原議長、施工者を代表して和田社長がそれぞれあいさつをした。