長野市長が定例会見で上程議案説明

6月の別府市議会定例会に上程予定の
議案などについて話す長野市長

 長野恭紘別府市長は27日午後1時半、定例の記者会見を市役所で開き、令和4年第2回別府市議会定例会への提出議案などについて説明をした。
 すでに専決処分を行った、子育て世帯生活支援特別給付金支給について、申請が不要な児童扶養手当の受給者について、当初は6月9日に支給するとしていたが、6月6日に前倒しすることを発表。
 子育て世帯への支援については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、別府市に住所のある令和5年3月末までに18歳になる子ども1万6500人に対して、1人当たり1万円のクーポン券を発行する。一般商店専用券12枚、共通券8枚の20枚綴り(1枚500円)。使用期間は、9月1日から12月31日までで、対象者に書留郵便で送ることにしている。
 また、旧山の手中学校に設置している市PCR検査センターについて、7月以降はPCR検査の対象を重症化リスクのある人(60歳以上または基礎疾患のある人)に限定し、9月末まで延長する。
 さらに、市民や事業者を支援するため、プレミアム商品券を発行する。プレミアム率は30%で、20万冊を発行。より多くの人が購入できるように、購入上限を市民は1人6冊まで、市外の人は1人2冊までとする。1冊6500円分を5千円で販売。8月22日から上限に達するまで予約を受け付ける。予約は電話やインターネットで行うことにしている。利用期限は、9月1日から12月31日まで。
 長野市長は「所得がある程度あっても厳しい生活を強いられている家庭はけっこうある。世帯の収入に関係なく、子どもたちの様々な生活環境を応援したい。消費喚起という意味もある」と話した。