アルゲリッチ氏の独奏など

連弾するマルタ・アルゲリッチ氏と伊藤京子さんⓒ脇屋伸光

 第22回別府アルゲリッチ音楽祭の「ピノキオコンサート~大人とこどものための音・学・会」が26日午後7時、大分市の平和市民公園能楽堂で開催され、420人が来場した。
 佐藤樹一郎大分市長が開催の喜び、伊藤京子総合プロデューサーが今コンサートへ込めた願いを述べた。
 最初に、マルタ・アルゲリッチ氏(ピアノ)が予定になかった「子供の情景op・15 1・見知らぬ国の人々について」(シューマン)をソロ演奏した。続いて、「イギリス組曲第3番BWV808ト短調からガヴォット」(バッハ)、「ソナタ ニ短調K・141=L・422」(スカルラッティ)を演奏した。
 続いて、「アンダンテと5つの変奏曲K・501ト長調」(モーツァルト)、「小組曲」(ドビュッシー)をアルゲリッチ氏と伊藤さんが連弾で息の合った繊細で美しい音色が会場に響き、来場者を魅了した。
 アンコールとして「小組曲4・バレエ」(ドビュッシー)を披露した。