令和4年第2回市議会定例会が開会

提案理由を説明する長野恭紘別府市長

 令和4年第2回別府市議会定例会が3日午前10時、開会した。会期はきょうから17日までの15日間。
 定例会では、市執行部が令和4年度一般会計補正予算の予算関係1件、条例関係4件、その他8件の計13議案を上程した。
 長野恭紘別府市長は、新型コロナウイルス感染症関連として「4回目のワクチン接種が6月から始まりました。3回目までは感染拡大抑止のため幅広い年代に接種を促してまいりましたが、4回目は重症化予防を目的に、接種する対象者が初めて60歳以上と18歳以上の基礎疾患を有する人に絞り込まれました。また、夏休み中の感染拡大に備え、別府市PCR検査センターの開設期間を延長し、ワクチン接種と検査体制の確保により、日常生活や社会経済活動の継続と安全安心な感染予防対策を両立してまいりたいと考えています」と述べた。また、ゴールデンウイークを中心とした春の行事、国際情勢などについても述べた。
 令和4年一般会計補正予算について、次のように述べた。
 ▽補正額は14億700万円の増額で、補正後の予算額は576億7300万円。
 ▽総務費は、路線バス内成棚田線が8月末をもって廃止されることに伴い、9月以降の地域の移動手段を確保するための経費。
 ▽衛生費は、国において、子宮頸がんを予防するためのHPVワクチンの安全性・有効性が確認されたことで9年間差し控えていた積極的勧奨を再開。従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うため、接種費用の追加額を計上。また、国から新型コロナウイルスワクチンの4回目接種の対象者が示されたことに伴い、60歳以上および基礎疾患を有する人に対する接種費用を計上。
 このほか、民生費、農林水産業費の説明もあった。
 条例関係は「別府市税条例等の一部改正について」、「別府市教育委員会の委員の定数に関する条例の制定について」、「別府市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について」、「別府市特定公共賃貸住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について」、その他は「製造請負契約の締結について」などを説明した。
 議会の日程は、次のとおり。(一般質問の名前は質問順、敬称略)
 ▽3日=議案上程、提案理由説明▽8日=議案質疑、委員会付託▽9日=委員会審査▽10日=一般質問(森大輔、黒木愛一郎、日名子敦子、荒金卓雄)▽13日=一般質問(堀本博行、松川章三、首藤正、野口哲男)▽14日=一般質問(泉武弘、森山義治、安部一郎、美馬恭子)▽15日=一般質問(阿部真一、桝田貢、平野文活、穴井宏二)▽17日=各委員会報告、少数意見者の報告、討論、表決