6月別府市議会定例会の一般質問①

 令和4年第2回別府市議会定例会は10日午前10時、再開し、一般質問が始まった。初日午前は森大輔氏(自民新政会)、黒木愛一郎氏(自民党議員団)、日名子敦子氏(自民党議員団)が別府市の地方創生、別府市の防災対策、地域コミュニティについて質問した。日名子氏の途中で休憩に入った。
 午後からは、引き続き日名子氏、荒金卓雄氏(公明党)が質問する。
 日名子氏の一般質問は明日、掲載する。

高齢者の移動支援について

森大輔氏(自民新政会)

森 大輔氏

 森大輔氏は、別府市の地方創生の高齢者等の移動支援について「おでかけ支援事業があるが、公共交通を利用するのに不便な地域が点在する。3月市議会で交通不便地域を解消するために移動支援事業が議決された。日々の生活を送るのに不便な地域に住む市民の移動手段の確保や充実を図ることが目的で間違いないか」と質問した。
 行部さと子政策企画課長は「間違いありません」と答えた。
 森氏は「市内どこに住んでいても、どんな人も移動に困らない街の創生をすると期待している。実現するまでのスケジュールは」と質問。
 行部課長は「交通政策については、高齢化や人口減少、社会の変化に応じて課題や最適なサービスが変化すると考えられる。街づくりと一体となり、持続可能な交通ネットワークを考え続けることが必要と考えている」と答えた。
 「今後の公共交通のあり方、移動手段のあり方は、技術の進化とともにインフラ整備も変化すると推測されます。現実問題として、公共交通が不足している地域があるので、目先の問題も解決するようにお願いする」と要望した。
 また、高齢者に対する免許証自主返納支援として「運転経歴証明書の助成などを考えては」と質問。
 堀英樹生活環境課長は「今後、助成を考える」と答えた。
 そのほか、地方創生の入湯税(超過課税)のあり方などについて質問した。

別府市の防災対策について

黒木愛一郎氏(自民党議員団)

黒木 愛一郎氏

 黒木愛一郎氏は別府市の防災対策について「今年1月22日深夜に日向灘地震が起き、別府市は震度4だった。市としてどのような対応したのか」と質問した。
 中村幸次防災危機管理課長は「揺れの大きさで対応があり、震度4の場合は、災害対策連絡室を開設し、状況によっては災害警戒本部に移行。震度5以上は災害対策本部を設置し災害対応にあたる。同日に避難所の開設などをしたが、翌23日午前に閉めた。災害対応に要した時間は約35時間」と答えた。
 黒木氏は「当時、町内の会長から『どうするか』と問われ、余震があるかもしれないので『もう少し様子を見ましょう』とした。朝になって、町内を回れば良かったと感じた。続いて雨や風水害について、昨年、避難所の開設は」と質問。
 中村課長は「令和2年度は、4月豪雨などにより7回開設し190世帯278人避難した。3年度は、6回開設して26世帯45人が避難した」と答えた。
 1回あたりどのくらいの職員が携わるのか問うと、中村課長は「避難所数8カ所2日間開設した際、200人となる」と答えた。
 黒木氏は「3交代制で夜中の0時に避難所に来た職員に『明日は帰って休むのか』と問うと『仕事です』と答えた。本来の業務以外にも職員が頑張っていることを知った」と述べた。
 そのほか、ウクライナ避難民、地域コミュニティについて質問した。