大分県は28日、令和4年5月の宿泊客等の動向速報値を発表した。
宿泊客は30万5144人で、前年同月と比較して101%増となる見込み。3年ぶりに行動規制のないゴールデンウィークとなったこともあり、多くの人が観光を楽しんだ。しかし、コロナ禍前の令和元年の同月と比べると28・3%減で、コロナ禍前の水準にはまだ戻っていない。
日本人宿泊客は、30万4196人。発地別では、福岡県が9万2087人と最も多く、その他九州4万7324人、関東4万7233人、県内4万6391人、近畿2万7091人、中国2万46人、中部1万3千人、四国6945人、東北・北海道4079人となっている。
一方で、外国人宿泊客数は、948人で、前年同月比で94・7%増となる見込み。
有料観光施設の入場客の動向は、56万2106人で、前年同月比で107%増。屋内施設は60・4%、屋外施設は127・5%ぞれぞれ増加。コロナ禍の影響か、屋外施設の方が伸びている。
今後は、夏休み、シルバーウィークと大型連休もあり、感染状況が落ち着けばより多くの人が観光を楽しめるようになると見込まれるが、各施設ともに感染予防対策をしっかりと続けて、観光客をおもてなしをしている。入国規制の緩和もあり、外国人観光客の増加も期待されている。