参議院議員選挙の焦点 参謀に聞く②

経験生かし即戦力に

古庄陣営   岩屋毅 自民党大分3区選対本部長

 「古庄候補は、正直で愚直な人」と印象を話す、岩屋毅衆議院議員(元防衛大臣)。
 「同じ大学の同級生でした。学部が違っていたので、学生時代は交流はなかったのですが、大分に戻ってから親しくなりました。普段から大分弁で話す気さくな人柄で、山間部で育ったこともあり、山や自然を愛する誠実な人。弁護士としても県弁護士会長を務めるなど、有能な人です。大分県の暴力団追放運動でも弁護団の1人として、中心的な役割を担った。幅広く、きめ細やかな活動をしてきた人」とその人となりを語る。
 6年前にも古庄候補を擁立したものの、現職にあと一歩及ばず、涙をのんだ。「沢山の人の期待に応えられなかった悔しい気持ちを噛みしめてきたと思います」
 「今の日本は、内憂外患。内にも外にも難題ばかり。そういう時こそ、政権の安定が必要。強固な基盤で、政策を実行することが大切です。岸田総理は、落ち着いて采配を振るっていると思いますし、連立を組む公明党についても、自民党にはない視点があり、お互いの意見を取り入れることで、適切な政策をとってこれたと思う」と言う。今回の選挙でも相互推薦をし、「選挙区は古庄、比例区は窪田哲也」を合言葉に展開している。
 今回の選挙については「コロナ禍で戦い続けてダメージを受け続けている日本経済、ウクライナ侵攻に伴うロシアへの制裁による物価高などの課題がある。国民生活をしっかり守りぬき、傷んだ経済をしっかりと再生させること。また、人口減少が続いていることから、歯止めをかけるためにも、子育て支援などを強化することが争点。日本周辺をみると、国の安全保障が心配されることがあると思いますが、平和主義を守り、外交力で断固として平和を守り抜くことが大切」
 「古庄さんは、弁護士として活動する中で、現行の法では救えない人がいると法の限界も感じてきた人。法を使う側から作る側へ、即戦力になる。議席をしっかり獲得できるように頑張っていきたい」と力を込めた。