岸田文雄総理が来県し応援演説

演説をする岸田総理

 参議院選挙に立候補している、自民党新人の古庄玄知候補の個人演説会が5日午後3時、日田市のパトリア日田で開かれ、岸田文雄総理が来県した。
 地元の井上明夫県議、日田市選対本部長の井上伸史県議、相互推薦をしている公明党県代表の河野成司県議、日田後援会長の十時康裕日田商工政治連盟会長、衛藤征士郎大分2区選対本部長(衆議院議員)があいさつ。来賓の公明党の吉田宣弘衆議院議員、原田啓介日田市長も激励した。
 古庄候補は「主としてやりたいことは、物価高や経済対策。中小企業の相談を受けることも多く、民事再生法を利用するのですが、使い勝手が悪い。もっと使い勝手がよいものにしたい。第2に、大分の経済、観光のため東九州新幹線を実現したい。第3に憲法改正。自衛隊を憲法に明記したい。しかし、いくら力説しても、当選できなければ絵に描いた餅。国政に出て、どんどんやりたいので、力強いご支援をお願いします。比例区の公明党の窪田哲也さんとともに、国政に押し上げてもらいたい」と演説。
 引き続き、岸田総理が「7月5日は、5年前に九州北部豪雨で大きな被害が生じた日。亡くなった多くの方におくやみを申し上げ、被災された多くの人にお見舞い申し上げます」と前置きをして、「古庄候補は6年前、強い志をもって挑戦されましたが、僅差で残念な思いをした。しかし、この6年で大きく成長させてもらったと思いますし、再び挑戦する思いと覚悟を成就させていただけるよう、自民党総裁としてお願いします。共に立ち向かわなければいけない政治課題が多く存在します。新型コロナ問題では、態勢を維持しながら社会経済活動も一歩一歩推進しなければいけません。大分県は多くの観光地があり、観光資源にあふれた県ですが、コロナ禍で大きなダメージを受けてきました。国も外国人観光客の受け入れを再開し、状況をみながら観光需要喚起策を展開しようという体制にあります」
 「選挙も大詰めです。今回の選挙は、日本の明日を切り拓くことができる政党、候補者は誰なのかを選んでもらう選挙。皆さんの未来、子ども、孫の明日がかかっています」と熱っぽく古庄候補への支持を訴えかけた。