今年上半期の宿泊客数159万人

 大分県は20日、令和4年6月の宿泊客等の動向速報値を発表した。6月の宿泊客数は27万3876人で、前年同月比で99・7%増となる見込み。
 宿泊客のうち、日本人客は27万2690人(前年対比99・8%増)。出発地別では、福岡県が8万8738人、県内5万3521人、その他九州4万4394人、関東3万4025人、近畿1万8574人、中国1万5285人、中部8639人、四国5718人、東北・北海道3796人となっている。「新しいおおいた旅割」の延長が続いており、対象が大分県民に加え、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、山口県、愛媛県民となっていることから、九州内からの宿泊客が多いとみられる。
 外国人宿泊客は、1186人で、前年同月比よりも87・4%増となる見込みだが、依然として少ない。
 有料観光施設(29施設)の入場客数は、22万3845人で、前年同月比では34・4%増だが、ゴールデンウイークの大型連休があった5月と比べると半数近く減っている。前年対比で、屋内施設は4%減、屋外施設は74・3%増。
 1月から6月までの速報値は、宿泊客数は159万1091人で、前年同期比61万6017人増。うち日本人は158万2389人(前年同期比61万3100人増)、外国人宿泊客は8702人(同2917人増)。有料観光施設の入場者数は、206万780人(同71万1700人増)となっている。
 全国的に新型コロナウイルスの感染者数も増えているが、政府は特に行動制限は求めておらず、夏休みや9月のシルバーウィークの大型連休を控え、感染予防対策をしっかりしながら、おもてなしをする準備が必要となる。