ベテラン火消し4人が叙勲

受章を報告した(前列左から)児玉さん、関さん、金子さん、工藤さん

 今春の叙勲で瑞宝単光章を元別府市消防団団本部副団長の関正勝さん(76)=浜脇、消防団歴47年9カ月=、元別府市消防団第5分団分団長の児玉信男さん(76)=原町、消防団歴37年=、第38回危険業務従事者叙勲で瑞宝双光章を元消防本部次長兼消防署長の金子浩さん(70)=扇山、消防歴41年3カ月=、元消防本部予防課長の工藤一男さん(70)=大畑、消防歴41年3カ月=が受章し、4人が27日午後4時15分、長野恭紘別府市長を訪問した。
 長野市長が「皆様の受章は、ご家族はもちろん、私たち別府市民にとりましても、大変喜ばしいことであります。永きにわたり市民の生命・財産を守るとともに、消防力の強化・充実にご尽力いただき、心から感謝申し上げます。今後は、これまで培ってこられました貴重な経験や知識を次の世代へと引継いでいただけましたら幸いです。新型コロナウイルスは第6波を乗越え収束するように思われましたが、オミクロン株の変異種が大分県でも確認されており、まだまだ気を緩められない状況です。感染予防を徹底し引続き健康に留意され、今後益々ご活躍されることをお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします」と労った。
 関さんが「この度、令和4年春の叙勲ならびに第38回危険業務従事者叙勲の具申にあたり温かいご推挙により、このように素晴らしい章を受章することができましたことに、心より感謝申し上げます。この受章を機に、これまで培ってまいりました『防災に対する知識』を、これまで以上に市民や地域住民のために役立ててまいりますことをお誓い申し上げます」と代表謝辞を述べた。