第104回全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日午後4時、大阪市北区のフェスティバルホールで開催され、出場49校の組み合わせが決まった。
大分県代表の明豊高校(別府市)は、大会初日(6日)の第2試合(午後1時)、群馬県代表の樹徳高校と対戦する。
明豊は、夏の甲子園2年連続8回目の出場。大分大会では、決勝で今春の選抜大会に出場した大分舞鶴に12―3と9点差をつけて勝利している。大会中の1試合平均得点は10・4点、1試合平均失点は2・2点となっている。
江藤隼希主将は「大会第1日目の2試合目、開幕日と言うことで驚いています。初日(6日)は期間が短いので、そこに合わせて全員でやっていこうという気持ちになりました。(大分大会では)全員が協力して一戦必勝で勝ち上がってきて、自分たちの力が発揮できた県大会だったと思います。チームの特長は、『集団力』『チーム力』。甲子園では、先制点を取って自分たちの流れにしていき、中盤でも追加点を取って、終盤にその勢いで勝ちたい」と話した。
樹徳は、夏の甲子園30年ぶり3回目の出場。群馬大会では、準決勝で桐生第一(春6回、夏9回、夏優勝1回)に10―7で打ち勝っている。1回戦から決勝まで桐生第一戦を除くと完封試合2試合、失点1点2試合、失点4点が1試合と、1試合平均失点は約2・2点。得点は1回戦9点、2回戦3点、3、4回戦6点、準決勝10点、決勝6点と、1試合平均約6・7点となっている。
樹徳の阿久津佑太主将は「大会初日で緊張感があります。明豊高校は有名な高校ですので、自分たちの野球が出来ればいいなと思います。投手中心で粘り、打線が繋いだ。チームは明るくまとまりがある。その『まとまり』を甲子園で出せればと思います」と話した。
また、今春の選抜を制し優勝候補筆頭の大阪桐蔭は大会5日目(10日)第1試合(午前8時)に旭川大との対戦が決まった。開幕戦は日大三島―国学院栃木。選手宣誓は横浜(神奈川)の玉城陽希主将に決定した。