読み上げ暗算で全国V

全国大会優勝の久保田さん(左)と弟の理大君

 大分東明高校特進コース1年の久保田修平さん(16)=別府市新港町=が7月29日、東京の日本工学院専門学校・浦田キャンパスで開催された「第69回全国高校ビジネス計算競技大会読み上げ暗算の部」で優勝した。
 同部には大分県代表5人を含む47都道府県の代表140人が出場。5~9ケタの数を15回、足したり引いたりする方法で行われた。最初は小さいケタから始まり、次第に難度を上げ、間違えた時点で落ちてゆく。久保田さんは20問すべてを正解し、見事優勝。「緊張したけど、優勝できてうれしかった」とサラッと話す。
 久保田さんは4歳から中薮そろばん教室(大分市)に通って読み上げ暗算の練習を始めた。今まで多くの大会に出てきたが、全国大会優勝は初めて。
 去る7月22日に大分市のホルトホールで開かれた全九州高校ビジネス計算競技大会読み上げ暗算の部で優勝し、大分県代表5人のうちの1人に。
 趣味はスマホのゲーム。「進学」のことはまだ考えていないという。天才的頭脳を持っていながら、見た目は普通の少年だ。父親の高史さん(49)はクボタフォト社長。