別府など10市で過去最多

 大分県と大分市は17日、6096人に対してPCR等検査を行い、全市町村と県外の10歳未満から80歳以上の男女3027人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。これまでの1日の感染者数の最多を大幅に更新し、一気に3千人を超えた。
 県内で療養中の70代2人、80歳以上1人が亡くなり、県内の死者は221人となった。また、宇佐市内の福祉施設でクラスターを確認し、関係者の検査を進めている。
 感染者数が大幅に増加したことについて、県では「お盆休みで人が県を越えて移動したことや、普段合わない人と接する機会が増えことが要因と思われる。家族や職場で感染を広げないことがとても重要になる。少しでも体調が悪かったり、家族に体調不良の人がいればちゅうちょなく、仕事を休んでもらうことがとても大事」としている。大分市や別府市など10市で1日の感染者が過去最多となっている。
 新規感染者の年代別では、30代464人、40代463人、20代419人、10代417人、10歳未満347人、50代322人、60代268人、70代199人、80歳以上128人。経路別では、不明1671人、家族1032人、施設93人、職場70人、県外56人、知人51人、医療機関31人、会食13人、学校10人となっている。
 別府市の感染者数は、過去最多の378人。年代別でみると、10代と40代各56人、30代55人、20代47人、50代44人、70代35人、10歳未満31人、60代と80歳以上各27人。
 別府市以外の市町村等の感染者数は、大分市1272人、中津市194人、日田市189人、宇佐市162人、佐伯市151人、由布市119人、県外90人、臼杵市80人、豊後大野市75人、豊後高田市72人、日出町59人、杵築市54人、国東市39人、津久見市28人、玖珠町26人、竹田市24人、九重町14人、姫島村1人だった。