中学生の大学キャンパス体験留学

英語を使って留学生と出身国の話を聞くなどした

 別府市教育委員会は、令和4年度中学生大学キャンパス体験留学を18、19日に市社会福祉協議会で開催した。市内の中学1~3年生26人、APU学生サポーター10人、別府市外国語指導助手(ALT)6人らが参加した。
 積極的に英語を使う意欲を高め、文化や考え方が違う人とも協力して活動できるようになるのが目的。令和元年度から実施しており、当初は立命館アジア太平洋大学(APU)で宿泊して留学体験を実施していたが、新型コロナウイルスの影響で2年目は中止となり、4年目となる今回は、宿泊を伴わない形にした。期間中は、全員、英語で話した。
 18日は22人が参加し、10班に分かれて国際交流と魅力発信プロジェクトに取り組んだ。米国、インドネシア、中国、ベトナム、ネパールなどから参加した留学生が1班ずつ回って、タブレットやパソコンを使って出身国の文化、歴史、風景、食べ物などを紹介。生徒は、真剣に話を聴きながら、時々英語で質問をするなどした。
 魅力発信プロジェクトでは、班ごとに日本の魅力をプレゼンテーションするための資料を作成した。19日は、プレゼンの練習をして、みんなの前で披露した。
 髙根唯花さん(12)=青山中1年=は「英語に興味があって、もっと楽しんで会話が出来るようになりたいと思って参加しました。ネイティブの発音を聞いたり、その国のことを知ることができて、とても楽しい」と笑顔で話した。