大分県は23日、令和4年7月に宿泊客などの速報値を発表した。宿泊客数は28万5314人で、前年同月と比べて18・9%増となる見込み。
新型コロナウイルスの感染者数は高止まりとなっているが、7月後半から夏休みに入り、人の移動が少しずつ始まったことも増加の要因とみられる。宿泊客のうち、日本人は28万3815人。出発地別では、福岡県からが一番多く、9万521人、その他九州4万9388人、県内4万6602人、関東3万7239人、近畿2万744人、中国1万9390人、中部1万360人、四国6557人、東北・北海道3014人となっている。各地域からの宿泊客は増加しているが、県内客は14・2%減となっている。少しずつ増加しているが、コロナ禍前の水準には戻っていない。
一方で、外国人観光客は、1499人で、前年同月と比べて45・5%減となる見込み。
有料観光施設(29施設)の入場客数は、34万7246人で、前年同月と比べて3・7%減。長期連休のゴールデンウィークが終わり、6月は少し減少したものの、夏休み入りしたことで再び増加傾向にある。屋内施設は11・6%減、屋外施設は4・9%増になっている。
8月はお盆休みに夏休みもあり、9月にはシルバーウイークの連休があることから、今後も多くの人が訪れることが見込まれる。