別府市は12日、令和4年のお盆(8月11~15日)の入込調査速報値を発表した。
今年は、3年ぶりに新型コロナウイルス感染症の流行に伴う行動制限がなかったこともあり、帰省客や観光客でにぎわいが見られ、観光施設の入場客数、交通機関の利用客数、宿泊施設の宿泊客数のいずれも、前年と比べて大幅に増加した。
観光施設は、アフリカンサファリ、別府ロープウェイ、城島高原パーク、高崎山自然動物園、ハーモニーランド、別府地獄めぐり、うみたまご、別府ラクテンチ、スギノイパレス、アクアビート、地獄蒸し工房鉄輪の11施設で調査。入場客数は、14万4708人で、前年同期と比べて183・4%増となった。
交通機関は、高速道路(別府IC)では、乗降車数7万7800台(前年同期比65・5%増)、船舶(フェリーさんふらわあ、宇和島運輸)は、降客数4038人(同150%増)、降車数1647台(同111・7%増)だった。航空機(大分空港)は、集計方法が変更になったため、今回調査から非公表となった。
宿泊施設(31施設)の宿泊客数は、3万1099人で、前年同期比52・6%増加した。感染状況を見極めながら直前での予約が伸びたことや、「新しいおおいた旅割」の効果もあり、近隣県からの宿泊利用が目立った。エリア別では、堀田・観海寺地区が1万1287人(同24・9%増)、北浜・中央地区1万1611人(同58・3%増)、鉄輪・明礬地区3473人(同109・8%増)、その他地区4728人(同100・7%)で、すべてのエリアで、昨年、一昨年を上回った。