別府ロータリークラブ創立70周年

歓迎あいさつをする永松会長
公会堂で開催された記念式典
ロータリーコールが「奉仕の理想」を斉唱

 別府ロータリークラブ(永松直樹会長、39人)は17日午後2時、創立70周年記念式典を、クラブの発足を祝う式典である「チャーターナイト」が開催された、市公会堂で開催した。
 別府RCは、大阪RCと大分RCがスポンサーとなり、1952(昭和27)年に国際ロータリー加盟申請を受けて、戦後復帰の新設クラブとしては大分で2番目、九州で8番目、全国で44番目のクラブ。初代会長は、岡本忠夫氏で、28人でスタートした。1953年にチャーターナイトが行われた。
 記念事業として、「BEPPU BAMBOO別府に生まれてくれてありがとう」として、記念バスタオルを抽選で200人に令和5年3月31日まで受け付けている。地区補助金事業として「別府市児童・学生支援プロジェクト」で市内の小・中・高校生の女子生徒に生理用品を寄贈した。
 式典では、2022ー2023年度のクラブテーマである「轍~これまでの足跡、これからの道標~」を書家の三重野文緒さんが、神竜大さんの和太鼓や篠笛に合わせて力強く書いた。記念式典実行委員会の小野哲夫委員長が点鐘。友永葉子さんが国歌を独唱し、ロータリーコールがロータリーソング「奉仕の理想」を披露した。
 永松会長が「別府RCは、歴史と伝統と格式のあるクラブです。歴代の会長、幹事、会員の皆様が歩んで築いてきた歴史と足跡に感謝しています。この会場で記念式典を開催することは大きな喜びであり、大変重要な意味があります。チャーターナイトが開催され、1939年には、RCが存在していない別府で戦前最後の年次大会が行われたのが、この公会堂でした。偉大な諸先輩方が築いてきた礎を誇りに思い、これからの未来に向けて新しい歴史の1ページを刻み、一歩一歩進んでいける道標となる年度にしたいと思っています。古き良き伝統を受け継ぎ、新しい時代へと上手く順応していき、今後、80、90、100周年へと発展させ、未来のロータリアンへと繋げていければこの上ない幸せです」と歓迎の言葉を延べ、小野実行委員長があいさつをした。
 来賓の長野恭紘別府市長、西謙二別府商工会議所会頭、堀川貴史第2720地区ガバナー(熊本南)、スポンサークラブの上山直英大阪RC会長、杉原正晴大分RC会長が祝辞を述べた。
 引き続き、記念撮影を行い、チャーターナイトの時と同じように、公会堂の前でみんなで写真を撮った。
 第2部では、記念事業経過報告や、別府RC独自の活動である松本ファンド奨学金制度報告、米山奨学生報告、65周年以降の歴代会長らを表彰した。受賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽会長職表彰=三浦政人、後藤謙治、権藤和雄、濵田建二▽幹事職表彰=権藤和雄、高橋穫里、永松直樹、大川裕暁▽在籍40年以上=阿部茂人(45年)▽同30年以上=安藤康夫(32年)末次由和(同)髙村昭夫(30年)▽同20年以上=中島一志(29年)木下晴之(27年)小野哲夫(26年)大藪久憲(25年)西岡透(21年)▽同10年以上=堀秀史(19年)緒方肇(18年)後藤謙治(17年)三浦政人(同)永松直樹(14年)権藤和雄(13年)濵田建二(10年)山名健太郎(同)。