APUで527人が秋の入学迎える

75の国と地域から527人が入学

 立命館アジア太平洋大学(出口治明学長、APU)は23日午後1時、ビーコンプラザで2022年秋の入学式を挙行した。学部は432人(うち外国人留学生394人)、大学院95人(同92人)で、9割が外国人留学生。
 アフリカのエスワティニ王国から、開学以来初めて受け入れ。また、新入生には含まれないが、ヨーロッパのベラルーシ共和国からも転入生を初めて受け入れた。新入生は75の国と地域から訪れている。さらに、在学生の出身国が開学以来初めて、102の国と地域となった。
 出口学長が「色々な人と出会い、たくさん本を読み、世界を広く旅をして、ワクワクするような学ぶ楽しさを身に着けてほしい。面白いと思うこと、興味があること、やりたいと思うことをAPUで見つけてほしい。たくさんの友人をAPUで作ってほしい」と式辞。
 在学生を代表して、アマルジャルガル・アナーさん(21)=アジア太平洋学部3回生、モンゴル出身=が「4年間は長いようで、そうではない。目の前にあるすべての機会を活用して、革新的であり、クリエイティブであるように心がけてください」と新入生にエールを送った。
 新入生を代表して、堀場美波さん(18)=アジア太平洋学部=が「多様性、多文化な環境は、国際感覚やコミュニケーション能力を身に着けるには最適です。APUの環境を最大限に活かし、知恵を蓄え、多くの人と議論し、思考の視野を広げ、世界に良い変化を与えることができる人に成長しましょう」。バルデ・ママ・セイドウさん(28)=大学院経営管理研究科、ガンビア出身=は「APUでのたゆみない勉学によって、私たちは世界をよりよい場所に作り替えていく責任あるリーダーになることが出来る。お互いに友達になり、ネットワークを作り、学び合いましょう。友情と人類の結束力を促進しましょう」とそれぞれあいさつした。
 入学式終了後には、学生によるパフォーマンスも行われた。授業は、10月3日から始まる。