第63回「鉄輪湯あみ祭り」賑わう

鉄輪むし湯で汲んだ温泉水を上人像にかける稚児

 「第63回鉄輪湯あみ祭り」が22、23日に行われた。
 湯あみ祭りは、鉄輪温泉の開祖といわれる一遍上人と温泉の恵みに感謝する祭り。新型コロナウイルスの影響などで、過去2年間は行事を縮小して行ったが、今年は稚児行列が3年ぶりに復活して、盛り上がった。
 22日は、温泉山永福寺(河野憲勝住職)で法要を実施。昨年の献湯筒を火にくべて供養。献湯筒は、竹筒に温泉をくべて無病息災を祈願するもので1年間奉納したものを燃やしている。
 23日は午前10時から稚児行列が行われ、21人が参加。きらびやかな衣装を身に着けてお化粧をした稚児と一遍上人像が永福寺を出発。渋の湯や鉄輪むし湯で河野住職が一遍上人像にお湯をかけ、洗い清めた。むし湯前では稚児が上人像にひしゃくで湯をかけて手を合わせた。高橋茉那さん(5)は「(キレイな衣装を来て歩けて)うれしい」と笑顔を見せた。