別府と南立石公園の梅の実活用調査

公園のウメの実を使った活用可能性調査の中間報告が行われた

 別府市は、別府公園と南立石公園内にあるウメの活用可能性調査を行っており、3日午後4時半、市役所で中間報告会を行った。
 別府公園には178本、南立石公園には83本の紅梅、豊後梅の木が昭和60年代に植栽されている。県から配布された苗を実相寺の相補で育てていたもので、はっきりした樹齢は分かっていない。両公園で736㌔㌘の実が出来た。
 全体的には花が咲いて実ができるので健全なように見えるが、植栽から40年ほど経過しているため、多くの樹木に丁寧な経過観察が必要な状況にある。市では、樹勢の調査をするとともに、実について別府溝部学園短期大学と別府大学に活用方法の検討を依頼。学生に収穫してもらうなどして別府大学には200㌔㌘、溝部短大には445㌔㌘のウメを渡した。
 別府大学では、食物栄養科学部発酵食品学科が梅シロップや加工品調理実習などを行った。結果、ウメそのものを加工・販売するというよりも、周辺を含めたマップづくりをして、ウメを通じた交流の場づくりを目指すことを提案。11月に親子等を対象としたイベントを開催することを発表。公園を散策しながら話をしたり、公会堂の調理室で加工品づくりをし、準備した加工品を食べながら、交流を計画している。「加工というよりは、交流を中心にやりたい。公園全体を活性化することに貢献できれば」とした。
 溝部短大は食物栄養学科が、「別府市の公園で収穫したウメの実の有効活用~公共団体のSDGs(持続可能な開発目標)をめざして~」として、おおいた地域連携プラットフォーム令和4年度実践型地域活動事業に採択されて、様々な加工品づくりやオープンキャンパスで梅ジュースを提供するなどしてきた。別府市食生活改善推進協議会とも連携してメニュー開発を行い、22、23日に別府公園で開催される大分県農林水産祭で「梅どら焼き」を販売する。「みのりフェスタで販売をして、苗を買うための原資を獲得しようということでまずは進めている。1回でも苗を調達したい。大量生産できない。地域の方が利用する公園なので、地域の人に買ってもらい、苗を買うようにしてはどうか。レシピ集をつくり、美味しい食べ方を提案していきたい」とした。