大分県はこのほど、令和4年9月の宿泊客等の動向について速報値を発表した。31万3181人で、お盆や夏休みがあった8月と比べると減少しているものの、昨年同月と比べると84・9%増となる見込み。コロナ禍前の令和元年と比べると13・2%減だが、減少幅は小さくなっている。
日本人客は、30万9532人(前年同月比83%増)。出発地別では、福岡県が6万379人、県内3万64人、関東2万468人、その他九州2万2954人、近畿1万3793人、中国8648人、中部4767人、四国2444人、東北・北海道1445人となっている。「新しいおおいた旅割」の影響もあってか、九州近郊からが多く見られる。
外国人宿泊客は3649人で、前年同月比で1810・5%増となる見込み。韓国からの宿泊客は前年9月は10人だったが、今年9月は1945人となった。他にも、欧米豪その他829人、その他アジア480人、タイ306人、中国61人、香港15人、台湾13人といずれも増加している。
有料観光施設(29施設)の入場客数は、35万8740人で、前年同月比で34・8%増。屋外施設は42・1%像、屋内施設も25・4%増となっている。
10月11日からは、旅割がこれまでの「ブロック別」から全国区となったことや、外国人観光客の規制緩和が進んだことで秋の行楽シーズンに向けて、旅行熱は高まりを見せている。円安の影響もあり、すでに多くの外国人観光客が日本を訪れており、10月以降は、感染対策をしっかりしながら、観光を楽しむ人がさらに増えることが期待されている。