専門高校生の祭典、第29回大分県産業教育フェア「さんフェアおおいた2022in別府」が5日午前10時、トキハ別府店で開催され、農業、工業、商業、水産、家庭、福祉の各分野を学ぶ高校生が「クラフト・ザ・フューチャー~産業(いま)が変われば未来(あした)の世界(けしき)が変わる~」をテーマに、日頃の学習の成果を披露した。大分県産業教育振興会と大分県教育委員会が主催。
別府翔青高校吹奏楽部が「ハイスクールマーチ」などでオープニングを飾り、大分南高校による認知予防体操が行われた。
開会式で、生徒代表の小田小春さん(日出総合高校)が「1年に1回、各分野の魅力を皆さんに広げる会です。楽しんでもらえるように、頑張りましょう。将来ここで学びたいと思ってもらえるようにしたい」。石井四郎県産業教育振興会長が「県内の専門校が総合的に発表する機会です。技術力、創造力の高さを感じとってもらいたい」。三浦一雄県教委教育次長は「皆さんの成果は、必ずふるさと大分の産業界になくてはならないものになる」とそれぞれあいさつ。来賓の長野恭紘別府市長が祝辞を述べた。
キャッチフレーズ最優秀賞の佐藤央輝さん(大分工業高校機械科4年)とポスターデザイン最優秀賞の木原凛さん(鶴崎工業高校産業デザイン科3年)を表彰した。
会場では、フラワーアレンジ体験、ドローン操縦体験などの展示や学校紹介、ぎょろっけバーガー、規格外のトマトを使ったオリジナル商品、あじすり身天ぷらなどの商品、農産物、花苗、柑橘類などを販売。別府翔青高校もウクライナ産ハチミツを使ったせんべいを販売。ウクライナから避難してきているビクトリアさんとソフィアさんも一緒に店頭に立ち、販売した。
ステージでは、佐伯豊南高校と三重総合高校によるフラワーパフォーマンスや海洋科学高校によるお魚解体ショー、日出総合高校による対戦型ロボットで遊ぼうが行われ、多くの人が賑わった。