皆既月食で赤黒い月に

別府市内でも皆既月食が観測された

 満月が地球の影に完全に隠れる皆既月食が8日、全国の広い範囲で観察されるとともに、月が天王星を隠す天王星食も起こる珍しい天体ショーが日本では442年ぶりに観測された。
 皆既月食は、太陽と地球と月が一直線に並び、月全体が地球の影に完全に覆われる現象で、太陽光の一部の赤い光が月を照らして、赤黒い色に見えるのが特徴。
 午後6時過ぎから少しずつ月が欠け始め、7時過ぎから約1時間半、月が地球の影に完全に覆われ、午後10時前には完全な満月に戻った。次にこのダブル天体ショーがみられるのは、322年後の2344年といわれている。