社明運動「作文コンテスト」表彰式

受賞した(前列左から2人目)三浦さん、(左から3人目)後藤さん、(右から3人目)廣畑さん、(右から2人目)吉松さん

 別府保護区保護司会(髙橋護会長)は令和4年度第72回社会を明るくする運動「作文コンテスト」別府保護区表彰式・作文発表会を17日午後3時30分、別府市社会福祉会館で行った。コンテストには、別府市内の小・中学校から414点の応募があった。
 表彰式では、髙橋会長が「別府保護区では7月上旬に市内の小・中学校の皆さんへ応募の依頼をしました。作文コンクールは次世代を担う小・中学校の皆さんに日常の家庭生活、学校生活の中で体験したことをもとに犯罪や非行に対して考えたことや感じたことを作文にすることで、社会を明るくする運動に対する理解を深めてもらうことが目的。平成5年から始まり、今回で30回目となりました。児童・生徒の視点や感性は、大人に気付きを与えてくれます。今年も素晴らしい作文に、心を打たれました」とあいさつ。
 続いて、髙橋会長から別府保護区最優秀賞に輝いた後藤真央さん(12)=別府中央小学校6年=、三浦颯馬さん(12)=上人小学校6年=、廣畑さくらさん(14)=北部中学校2年=、吉松恒太朗さん(13)=別府西中学校2年=の4人に表彰状などが贈られた。
 作文発表として、後藤さんが「つながりから温かい気持ちへ」、三浦さんが「犯罪のない地域社会にするために」、廣畑さんが「ポスターが教えてくれたこと」、吉松さんが「親切な心」をそれぞれ朗読した。
 作文審査会統括審査委員の徳田貴美子さんが「414点の応募があり、1次選考で53点に、2次選考で18点に絞りました。作文の傾向として多かったのが、地域のつながりに焦点を当てたものでした。次に多かったのが、犯罪を無くすためにどうすればよいかでした。罪を犯す人はいずれも居場所が無いのではないか、居場所が必要ではないかという主張が多かったです。力作揃いの作文でしたが、その中で最優秀賞の4人は特に表現が優れていました」と講評した。
 古田茂義・別府保護区保護司会副会長が謝辞と閉会の言葉を述べた。
 最後に記念撮影をして、式を締めくくった。