朝日小創立150周年の記念式典

「誓いの言葉」を述べた後期児童会長の手島梨紗さんら6人

 別府市立朝日小学校(勝河馨校長、595人)は創立150周年記念式典を19日午前11時40分、同校体育館で開催した。
 伊藤貞之記念事業実行委員会会長が「日本の近代教育がスタートしたのが150年前です。朝日小学校は日本で最も歴史のある学校の一つです。その誇りある歴史を背景にこれから50年先の未来、2072年の創立200周年となります。そのときこの学び舎を飛び立った朝日っ子たちは社会という大空をどのように駆けているのでしょうか。朝日小学校や社会がどのように発展しているのかを考えると胸が熱くなります」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長、市原隆生別府市議会議長がそれぞれ祝辞を述べた。
 続いて、来賓の19人が紹介された。
 このあと、功労者として、勝河校長が堀谷春水・日本書道連盟公認書道師範、農業体験指導者の宮﨑勝義さんに感謝状を贈呈した。
 記念品授与は、飯干恵美記念事業実行委員会副会長(PTA会長)から島田羽優前期児童会長に贈られた。
 誓いの言葉を順番に、手島梨紗・後期児童会長が「明治5年、1872年に私たちの学校は誕生しました。国が全国に学校をつくる制度を作った年に誕生した私たちの学校。1万人を超える卒業生を生む間にさまざまなことがありました。昭和47年には100周年を迎えました。昭和49年に鶴見小学校、昭和54年に大平山小学校ができて朝日小学校から分かれていきました。さまざまな歴史を歩んで今年でもう150年。この大切な節目の時に私たち児童会から『めざす学校』についてお伝えしたいことがあります」、運営委員の島田副会長が「私たちは『みんながお互いを認め合える学校』をめざします。そのために優しさがあふれる言葉づかいや行動に取り組みます」、西山咲空さんが「私たちは『あいさつを大切にできる学校』をめざします」、米田凌平さんが「お互いが嬉しくなるような元気で明るいあいさつがあふれるように『あいさつ運動』に力を入れます」、古賀美陽さんが「私たちはみんなが笑顔で楽しく過ごせる学校をめざします」、神品伯共さんが「児童会テレビや新聞などを企画して学校を盛り上げます」、手島会長が「150年という節目を迎えた朝日小学校が、新しい歴史をつないでいく学校となるように、みんなで力を合わせて学校を盛り上げていくことを誓います。地域の皆様、これからも朝日小学校をよろしくお願いします」とそれぞれ述べて、閉式した。
 記念事業として▽正面玄関上に横断幕設置▽ハナミズキを記念植樹▽記念碑設置―を事前に行い、本日、記念品(ファイルケース)を全園児・児童633人に配付した。