原田孝司県議の一般質問

 原田孝司県議(立憲民主党)は12月定例県議会の一般質問に立ち、県当局の方針を尋ねた。「教員の人材確保」をはじめ教育行政について、「新年度予算」「医療、高齢者」―など精力的に取り組んだ。原田氏は年明け早々に後援会事務所開設を予定して、春に備える。

質問する原田孝司県議

教育行政について質問

 本県では、教職員の大量退職に伴う大量採用が行われているものの、受験者数の減少とともに受験倍率も低下し、採用予定数の確保自体が困難な状況にあります。現在でも教職員の欠員状況が起きていて、年度途中の病休、産・育休者の代替確保も困難です。
 本県では、教職員に「採用から概ね10年3地域(10年間で3地域で勤務)」の広域異動が実施されています。これは教育改革の一環として2012年度に導入されたもので、周辺部の教職員確保などに効果がある一方、その負担感から他県に人材が流出する要因になっているという指摘があります。
 10月に開催された広瀬知事と県教育委員による大分県総合教育会議では、教職員の人材確保や育成について意見交換が実施されましたが、広瀬知事は「制度を維持しながら、教職員の負担感がなくなるよう改善してはどうか」と見直しを提案しています。
 周辺部の教職員不足を解消するためには、広域異動が必要な面もありますが、現行制度はあまりにも負担を強いていますから、私は見直しが絶対に必要だと考えています。
 こうしたことを踏まえ、教職員の人材確保及び育成についてどのように考えているのか知事に質問しました。また、教育長に広域異動について具体的にどのように見直していくのか、スケジュール面も含めご答弁をお願いします。

答弁…広瀬勝貞大分県知事

 大量退職期を迎える中、教職員の人材確保は喫緊の課題である。1次試験の免除拡充や他県教諭特別選考などを行っているが、教育委員会にはさらなる工夫をしてもらいたい。10年の間に何度も広城異動を繰り返すことは、教職員への負担が大きいということも聞いている。
 広域異動の制度を維持しながら、教職員の負担感を軽減するよう改善する必要があるのではないかと指摘したところである。教育委員会には市町村教委の意見も聞きながら魅力的な職場環境の構築に向け検討を進め、できるだけ早く結論を出してもらいたいと考えている。

答弁…岡本天津男教育長

 来年1月に予定する市町村教育長会議を皮切りに、できるだけ早く検討を進めたい。

※原田県議はこの他、「新年度予算の向けた歳入」「医療や高齢者を巡る諸課題」「SNS上の誹謗中傷対策」「地域公共交通」―について質問をしました。