別府市と明治が新たな取り組み

別府市と明治がタッグを組んで新プロジェクト始動

 別府市と乳酸菌飲料などを手がける明治株式会社は19日午前11時、別府市役所で新・おなか健康習慣「別府 温泉腸活プロジェクト」を行うことを発表した。
 別府市はこれまでも腸内細菌による「免疫力日本一宣言」を目指して、九州大学都市研究センター、市旅館ホテル組合連合会と連携して取り組みを進めてきた。今回、乳酸菌などで腸内環境について研究を続けている明治ブルガリアヨーグルトとタッグを組んで、さらなる健康増に取り組む。
 プログラムは温泉、食、運動の新しいおなか健康習慣を身に着けてもらうもの。ヨーグルトを食べてから温泉に入り、入浴中には腸マッサージをすることで腸の動きを活発化。その後、ウォーキングやヨガなどで体を動かす。市役所や温泉施設、公共施設、スーパーマーケットなど30カ所以上にのぼりやポスター、リーフレットなどを設置する。リーフレットには、腸活入浴法、レシピ、エクササイズなどが載っている。
 また、不老泉、海門寺温泉、浜脇温泉、竹瓦温泉、堀田温泉、柴石温泉、亀陽泉で入浴前のヨーグルト体験ができる(年末年始を除く)。
 長野恭紘別府市長が「ポストコロナに向けて、観光4本柱を掲げ、その1つが『免疫力日本一宣言』ということで、腸内細菌を研究しています。親和性のある組み合わせが実現したと思う。私もやるので、多くのひとに体験してもらいたい」。
 武田秀・明治執行役員西日本支社長は「これまで赤ちゃんからお年寄りまで、乳製品を幅広く提供してきました。別府温泉の整う力と明治の整腸の力を生かした、新しい健康づくりの提案」とそれぞれあいさつ。
 特別ゲストとして、日頃から腸活に取り組んでいるという、タレントの眞鍋かをりさんが登場し、今回のプロジェクトを活用した腸活についてトークセッションを行った。