多くの民間企業や官公庁、公共団体などで28日、仕事納めが行われた。
別府市消防本部では午前8時40分、本部や本署職員約50人が参加して本部会議室で行った。
浜崎仁孝消防長が「今年も残すところ、あと4日。1年間を振り返ってみると、収束が見えないコロナ禍で市民生活や消防業務にも多大な影響を受けた年でした。そんな中で、皆さんには、市民や観光客の安全安心のため、消防の任務を全うしてくれたことに深く感謝します。救急については、新型コロナウイルス感染症の影響も大きく、過去30年間で最多となり、昨年の件数を千件以上も上回った。火災についても、過去の平均と比べると、若干増加。その他、山岳救助事案、幸いにも人命被害は出ていないが、台風14号の襲来や、伽藍岳が一時噴火警戒レベルが2になるなど、自然災害による被害や警戒が続き、本市としても対策本部や警戒本部を設置して対応した」と振り返った。
その上で「コロナ禍に関連して発生した事案、それに関わらず発生した事案もあるが、昼夜を問わず、市民や観光客が我々消防に寄せる期待や責任は大きなものがある。引き続き、総合的な感染予防対策を徹底し、任務の遂行に当たってもらいたい。年末年始の休みに入るが、消防職員としての自覚を持ち、綱紀粛正に努め、公私ともに交通事防止や体調管理には十分注意して過ごしてもらいたい。この1年間の活躍に感謝するとともに、令和5年が皆さんにとって輝かしい年になるように祈念する」と訓示した。
消防では27日から、消防団とともに年末年始の特別警戒を行っている。
また、別府市は午後4時から仕事納め式を行う。