古庄参議、防衛力強化を語る

防衛力強化について語る
古庄玄知(こしょうはるとも)参議

 参議院議員の古庄玄知(こしょうはるとも)氏(自民)が11日来社。日本の防衛力強化、憲法改正について、本紙記者の質問に答える形で次のように語った。
 北朝鮮、中国の動向、ロシアによるウクライナ侵攻は日本にとって脅威で、防衛力の強化は必要です。防衛費をGDPの2%に増やすことになりますが、それをどう賄うのか。法人税、たばこ税の増税が予定されていますが、それより先に無駄な部分は削る努力をして、それでも足りない部分はていねいに説明して、最後に国民に負担をお願いする。
 日本だけは平和を守れると思っている人もいますが、それは間違いです。いつ攻められるか分からない。憲法審査会に出席して、野党には憲法改正の議論すらしてはならないという人もいるのです。いったいどういうことなのか、びっくりしました。憲法に具合が悪い部分があれば良くすべきなのに「審査会も開くべきではない」と。
 では、日本をどうやって守るのか。徴兵制を導入することはできません。それなら自衛隊にその役割を担ってもらうしかないが、憲法9条には「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と書かれています。自衛隊はどうみても「戦力」です。しかし、自衛隊は必要と考えるのが一般的です。それなら憲法を変えるしかない。
 交戦権がないということは、攻められても戦ってはならないということです。しかし、やられっ放しでいいのか。野党は「話し合いで解決すべき」といいます。外交努力だけで解決できればいいが、現実的ではない。
 最後に統一地方選について。大分県知事選で自民党は佐藤樹一郎大分市長を推薦します。その方針に粛々と従い支援を拡大させていきたい。