APU茶道部が「新年茶会」開催

外国人留学生もお茶をたてる体験をした

 立命館アジア太平洋大学(APU)の茶道部主催の「新年茶会」が18日午前11時半から、カフェテリアで開催された。コロナ禍で3年ぶりの開催となる。
 茶道部の部員は13人で、うち8人が外国人留学生という国際色豊かな部。おもてなしの精神や礼節など、日本の伝統文化を学んでいる。APUには多くの国から学生が学んでいることから、「せっかく日本に来たのだから、日本の文化を知って、楽しんでもらいたい」と毎年、茶会を開いている。これまでは、週2回稽古をし、七夕や入学・卒業の時にお茶を振る舞うなどしていた。
 カフェテリア内に畳を敷いて、抹茶を振る舞った。お昼時にもなると多くの学生がカフェテリアにやってきて、お茶を楽しんだ。また、参加者には、あらかじめ抹茶が入った茶碗とお茶をたてる時に使う茶筅が渡され、一緒に抹茶をたてる体験をしてもらった。
 参加者は部長に教えてもらいながら、見よう見まねでお茶をたて、味わった。タイからの留学生で茶道体験は初めてだというディーンホムさん(21)は「日本独特の文化で、特別な経験。1つ1つの動作やたててくれた人への感謝の気持ちを現すことなどを学びました」と話した。