第28回鶴見岳大寒がまん大会

そーめん早喰い競争で相手だけでなく冷たさとも戦う出場者

 別府ロープウェイ株式会社(宗藤洋社長)は第28回べっぷ鶴見岳大寒がまん大会を22日午前10時30分、鶴見岳山上広場特設会場で開催した。別府市だけでなく大分市、福岡県、山口県、熊本県、東京都から12歳から69歳の41人が出場した。
 午前8時の時点で、晴れで0度、北西の風で2㍍吹いていた。
 開会式は、MCを国東市在住で司会者、イベントMC、リポーターなどをしている河野恵美さんが務めて、進行した。宗藤社長が「第28回鶴見岳大寒がまん大会を開催します。3年ぶりの開催ということで、大変お待たせしました。常連メンバー、初参加の方、熱い戦いを期待しています。よろしくお願いします」と開会宣言。続いて、地獄の針仕事に出場する長野琴羽さんが「私たちは第28回べっぷ鶴見岳大寒がまん大会の参加選手として、寒さと氷の冷たさをがまんして一生懸命頑張ります」と力強く選手宣誓をした。
 競技は「かき氷早喰い競争~寒さダイレクト~」「そーめん早喰い競争~すするのは麺か涙か鼻水か~」「地獄の針仕事~ブレない職人技~」「氷柱しがみつき競争~アイ・ラブ・氷~」の4種目。
 かき氷早喰い・そーめん早喰いのそれぞれの競争では、氷の器を手にして震える手で、ライバルたちより早く食べようと頑張っていた。地獄の針仕事は、氷水を入れたバケツに1分間手をつけた後、3本の針に糸を通すタイムの速さを競った。出場者は、震える手で苦労しながら1本ずつ丁寧に糸を通過させた。氷柱しがみつき競争は、2㍍の氷の柱に素手・素足でしがみ付き、地面に滑り落ちるまでのタイムの長さを競った。
 また会場には、氷のイスを無料で体験できるコーナーがあり、多くの人がチャレンジしていた。
 成績は、次のとおり。(敬称略)
 【かき氷早喰い競争】①幡東龍也1分10秒16(34、大分市)②田中道也1分50秒83(61、福岡県春日市)③草場敏郎2分35秒55(39、福岡県北九州市)▽パフォーマンス賞=ラミー・サレム(27、大分市)
 【そーめん早喰い競争】①江本要1分5秒35(60、山口県宇部市)②平川寛之1分7秒74(36、大分市)③星島一輝2分7秒49(54、大分市)▽パフォーマンス賞=岡部璃菜(24、大分市)
 【地獄の針仕事】①川浪結29秒81(39、杵築市)②兵藤葵43秒56(22、東京都港区)③イタガキソリ1分21秒84(39、熊本県合志市)▽パフォーマンス賞=長野琴羽(12、別府市)
 【氷柱しがみつき競争】①信濃宙花1分46秒21(19、東京都港区)②坂本聡1分24秒42(27、福岡県田川市)③イタガキほん1分0秒65(48、熊本県上益城群)▽パフォーマンス賞=岡和義(53、大分市)