県議、市議とも議席死守を

事務所開きで決意を語った猿渡県議(左)と美馬市議

 今年春に行われる、任期満了に伴う大分県議会議員選挙に立候補を予定している、日本共産党の現職・猿渡久子氏(63)と別府市議会議員選挙に立候補を予定している現職・美馬恭子氏(67)の事務所開きが21日午後2時、市内で行われた。
 第1部は、美馬市議と高校の同級生でもある大門実紀史元参議院議員が日本の経済問題について講演した。
 第2部では、選対責任者の平野文活別府市議が「前回、猿渡さんが大奮闘した結果、議席を獲得しました。今度は、審判を受ける立場になります。県議会で猿渡さんを含めて2議席、別府市議会では美馬さんの1議席の意義を多くの有権者に分かってもらうことが大切だと思います。文字どおり、命綱の議席です」とあいさつ。
 2期目のチャレンジとなる美馬氏は「しっかりやっていきたいと思っています。(共産党の市議会への立候補予定者は)1人になるが、皆さんの声をしっかり届けるためには、共産党の議席は必要。女性議員も少ない。しっかり声を届け、出来る限り走り続けていきたいので、支援を広げてもらいたい」。
 同じく2期目のチャレンジをする猿渡氏は「街中で演説をしていると、声をかけてくれる人が多くいて、この議席を必ず勝ち取らないといけないと思っています。みんなで力を合わせて議席を勝ち取りたい」とそれぞれ決意を語った。
 猿渡氏は、別府市出身で、別府大学短期大学部卒。子育てをしながら大分市で保育士として働き、1999年に別府市議に初当選。2019年に県議に初当選を果たした。
 美馬氏は、京都市出身。光華大学家政科を卒業後、看護師を志して京都保健衛生専門学校に進み、30年間にわたり西別府病院に勤めた。2019年に別府市議に初当選した。両氏の事務所は、荘園6組ー3。