溝部短大食物栄養学科のお魚さばき講座

美人ブリをさばく参加者

 別府溝部学園短期大学食物栄養学科と蒲江漁業青年部連絡協議会はオープンカレッジ「第25回お魚さばき講座」を1月21日午前9時、同大学85年館1階調理実習室で行い、食物栄養学科学生、講座に応募した男女らが参加した。今回使われたブリ、タイ、ヒラメは、すべて同協議会が提供している。
 魚の消費拡大、魚食文化、佐伯市蒲江産の魚の良さをPRすることが目的。
 平成8年度から、県内の魚食を普及させる活動の一環で、同協議会による講座を開催。26年度からは、公開講座として地域住民に情報発信し、多くの人が参加できるようにした。
 講座では、牧昌生学科長と戸高達文・蒲江漁業青年部連絡協議会会長がそれぞれあいさつ。
 戸高青年部会長が、美人ブリ、タイ、カボスヒラメを実際にさばいて、コツなどを教えた。
 その後、8班に分かれて▽刺身の盛り合わせ▽湯煮ピリ辛中華ダレパプリカカルパッチョ風▽鯛の包み焼き▽アラの味噌汁▽りゅうきゅう―の5品を作った。
 調理実習終了後、全員で作った5品にご飯とミカンをプラスし試食して、ブリやタイなどの美味しさを再確認した。
 また試食会では、溝部仁学長のあいさつ後、食物栄養学科1年生の島田結衣さん(19)が「入学の理由の一つが『お魚さばき講座』です。3年ぶりの開催で、夢が一つ叶いました。魚を1本丸々さばくことは初めてで、簡単ではなかったです。将来の夢の栄養士になったときの糧になります」とお礼の言葉を述べた。
 同講座を最初に企画して実施した青柳征子短大元教授も同席し、話をした。