別府市退職校長会の顕彰事業

表彰を受けた朝日中学校陸上部の6人
表彰を受けた青山中学校の田中紅葉さん(左から3人目)、茶木壱星さん

 別府市退職校長会(恵美健二会長)は令和4年度顕彰事業の表彰式を13日、市立朝日中学校と市立青山中学校で挙行した。
 朝日中学校で挙行された受賞式では、団体で陸上部2年の伊藤良輝さん(14)、秦悠真さん(14)=現主将=、菊池龍朗さん(14)、1年生の髙田恵人さん(13)、藤原惇寛さん(13)、辻博人さん(13)の6人。個人で髙田さん。
 陸上部6人は、大分県中学校総合体育大会低学年4×100㍍リレーで優勝、九州中学校陸上競技大会低学年4×100㍍リレーで優勝。個人の髙田さんは、大分県中学校総合体育大会1年100㍍で優勝、九州中学校陸上競技大会1年100㍍で優勝。
 表彰式では、6人に賞状と記念品を授与した恵美会長が「0・1秒を争う競争なので、夏の暑さも冬の寒さも関係なく、一生懸命に上をめざして頑張ったと思います。そしてリレーは特にチームワークが大事です。チームで協力した結果だと思います。朝日中学校の先生、生徒の皆さんの心のめざす所になると思います」とあいさつ。
 古田展久校長は「この子たちは九州で1位という、我が校でも誇りに思う子どもたちです。来年度はさらに高みをめざして彼らは頑張ってくれると思います。その良い励みになる顕彰事業でした」と感謝を述べた
 記念撮影後、秦さんが「みんなで頑張った結果が、このような表彰をされて嬉しいです。決勝戦の走りは、とても良かったです。全員が『勝つぞ!』という気持ちでいたので勝ったと思います。優勝が決まった瞬間は嬉しかったです。今後は、別府市の団体で西中に負けているので、勝ちたい。そして全国大会に行きたい」。
 団体・個人で表彰された髙田さんは「これまで努力した結果が表彰されて嬉しいです。個人で優勝したとき、体調が万全ではなかったが、最後は根性で勝ったので嬉しかったです。今後は100㍍で全国大会に行き、11秒2をきれるように目標にして上をめざします」と話した。
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 青山中学校で挙行された表彰式では、3年生の田中紅葉さん(15)と茶木壱星さん(15)の2人。
 田中さんは、田能村竹田美術祭で文部科学大臣賞を受賞。茶木さんは、全国中学校体育大会水泳競技大会3㍍板飛び込み個人第2位。
 表彰式では、2人に賞状と記念品を授与した恵美会長が「今年は多くの優秀な方がいて、校長先生たちから推薦を受けました。協議した結果、2人を顕彰事業に選びました。今までの努力を今後も活かして、大きく成長してください」とあいさつ。
 北村俊雄校長は「2人の生徒は真面目な生徒で、努力を重ねたことが功績につながったと思います。高校に行っても、それぞれ美術と飛び込みを続けて、さらに高い目標に向かって頑張っていきたいという想いを持っています」と感謝を述べた。
 記念撮影後、田中さんが「表彰を受けて、嬉しく思っています。今回の絵のタイトルは『夏の思い出』。今まで仲良くしてきた友だちと過ごした日々を描きたいと思いました。文部科学大臣賞を取ったと聞いたとき、周りに友だちがいたのですが大喜びしすぎていろんな人に自慢しました。将来、イラストを描いていきたいので、このような経験を踏まえてもっとたくさんの絵を描いていきたいです」。
 茶木さんは「このような賞をいただき、嬉しく思います。2位になれると思ってなくて、決まった時は嬉しかったです。今回は自分の演技ができたので、良い結果が得ることができたと思います。高校ではインターハイに出場し、優勝をしたいです」と話した。