アロマミニ講座と入浴剤作り体験

親子で香水を混ぜて入浴剤を作った

 大分香りの博物館(江崎一子館長)は第24回香りの文化講座「アロマミニ講座&入浴剤作り体験」を1月28日午後2時、同館3階で行い、親子13組26人が参加した。
 アロマミニ講座では、同館学芸員が講師を務めた。
 「アロマ(精油)とは、植物がつくり出す揮発性の油です。ハーブから揮発成分を抽出したもので、一般的には5㌔㌘のハーブからとれる精油の量は、20から60㍉㍑ほどです」と説明。精油のつくり方は▽水蒸気蒸留法▽圧搾法▽有機溶剤抽出法▽超臨界流体抽出法―の4種類あり、それぞれの方法を説明した。
 そのほか、香りのメカニズム、精油を使う上での注意事項などについてもふれた。
 入浴剤作りは学芸員の大津留聡さんが講師を務めた。今回は香り付きの入浴剤として▽ユズ(黄)▽ヒノキ(緑)▽ラベンダー(赤)▽氷の翼(透明)―の着色した4種類を用意。親子は1種類を選び①材料を合わせる②色と香りを加える③型に入れて成形する―の手順で作っていった。
 成形前の同館オリジナル香水「氷の翼」で作った入浴剤は、雪のようで子どもは「雪みたい」と喜びながら混ぜていた。
 余った入浴剤の材料をもらった森昴さん(7)は「楽しかった。家でも作りたい。入浴剤を入れるのが楽しみ」と話した。