「こどもまんなか社会」実現へ

子どもたちの切れ目のない支援へデジタルを
活用することなどについて意見交換をした

 別府市は、令和4年度第2回総合教育会議を17日午後3時半、市上下水道局会議室で開催した。会議は、市長と教育長、教育委員7人で構成されている。
 長野恭紘別府市長は「3月13日から、マスクはそれぞれの判断でとなっていますが、悩ましいのは、卒業式。今後、方針をお知らせしてもらいたい。4月からはこども部をつくり、子どもたちへの施策を切れ目なくやっていきます。様々な観点から、キタンのないご意見をいただき、教育政策にしっかり生かしていきたい」とあいさつ。
 「こどもまんなか社会」の実現に向けての取り組みなどについて意見交換をした。「こどもまんなか社会」は、自立したしなやかなこどもを育む社会。0歳から18歳まで、多様な情報を一元化して、定期的に子どもたちを見守りながら困りを早期に発見する児童福祉コアシステムとなる「子ども見守りシステム」や相談支援、データ分析の運用方法などについて説明し、意見を求めた。
 委員からは、個人情報の扱いへの注意や「テーマを決めてデータを取っていけばどうか。目的をはっきりさせるべき」「ちょっと話を聞いてくれる場所が必要ではないか」「SOSを出せる体制づくりが大切。データの先に見える組織づくりも重要」など多くの意見が出た。