陸自41普連と大分県警が共同訓練

パトカーに先導され、自衛隊車両が進んだ

 陸上自衛隊第41普通科連隊と大分県警察の令和4年度共同訓練がこのほど、別府駐屯地で行われた。それぞれ約40人が参加した。
 テロ等、有事の事態に備えてお互いの能力や役割の理解、連携、共同対処能力の向上を図ることを目的に、毎年実施している。
 グラウンドで訓練開始式を実施。橋本寛之県警本部警備運用課長、山ノ内武陸自41連隊第3科長にそれぞれ、部隊集結と訓練開始を報告。
 報道陣に公開されたのは、緊急部隊輸送訓練。自衛隊車両は緊急走行はできないため、パトカーが先導して、スムーズな移動を行った。また、共同検問訓練、共同調整所構成訓練もあり、非公開で行われた。
 訓練終了後、山ノ内第3科長は「自衛隊と警察の密接な連携要領を演練し、共同対処能力を図るのが目的。今回は武装工作員等の鎮圧、検問などの練度向上を図ることができた。今後も、有事に備えた相互連携ができるように、より良い関係を築いていきたい」とコメントした。