令和5年第1回別府市議会定例会が24日午前10時、本会議場で開かれた。
冒頭、長野恭紘別府市長は、市長、議員ともに任期満了に伴う改選を控えた最後の定例会となることから「2期目となるこの4年間、本市に住む全ての人々が幸せを実感するまちを創り上げていく、ということを常に念頭に置き、市政運営をしてきました。特に、新型コロナへの対応では、一部の事業を中断して、市民の生活・健康を第一に感染防止対策に注力するとともに、経済活動の維持・回復のための緊急対策に一丸となってきました。ウイズコロナ、アフターコロナに向け、取り組むべき課題が山積しています」と述べ、中規模多機能自治や、新湯治・ウェルネスツーリズム事業、新学校給食共同調理場や新図書館の整備など、施策を振り返った。
また、令和5年度予算案、令和4年度3月補正予算案、条例関係などの議案について、「骨格予算ではありますが、継続が求められる『第2期別府市総合戦略』の方向性に沿ったまち・ひと・しごとの好循環を生み出す事業に予算を重点配分しています。こども政策の推進、認知症対策、健康寿命の延伸、防災対策の推進、経済対策・観光振興などの各施策をきめ細やかに、市民に寄り添いながら進めていきます」などと上程理由を説明した。
明日からは考案等のため休会となり、3月1日に再開して議案質疑、委員会付託を行う。2日は令和5年度予算案以外の議案について3つの常任委員会で審査を行い、7日に委員長報告、討論、表決などが行われる。
8日から10日は予算決算特別委員会を開いて、令和5年度の当初予算について審査。13日から15日は一般質問が予定されており、12人が通告をしている。最終日の20日は、予算決算特別委員会の委員長報告、表決などがある。