別府市立中学校で818人が卒業式

北村校長から卒業証書が授与された

 別府市立中学校7校で3日、卒業式が挙行された。818人が3年間通った学び舎を巣立ち、9年間にわたる義務教育を終了した。
 青山中学校(北村俊雄校長)は午前9時半から、体育館で第76回卒業式を挙行、119人が卒業を迎えた。
 生徒一人ひとりの名前が呼ばれると、大きな声で「はい」と返事をし、北村校長から卒業証書を受け取った。北村校長は「卒業おめでとうございます。コロナ禍で迎えた3年前、不安の中で学校生活が始まりました。それでも、知恵をしぼり、できることを力を合わせてやってきた3年間だったと思います。だからこそ、皆さんは人とのつながりを大切にし、仲間と力を合わせることを知っています。青中での3年間が、これからの人生の礎になればと思います」と式辞。
 在校生を代表して、山脇一太さんが送辞。
 卒業生を代表して、佐藤温美さんが「3年前、中学生という響きだけで胸が高まり、憧れを持っていましたが、突然の休校となり、多難な幕開けとなりました。コロナ禍でお互いにマスクを外して笑いあうことも、例年とおりの行事の体験も出来ず、憤りを感じることもありましたが、前向きに、残されたものを大切に生かそうと一生懸命努力をしてきました。充実した生活を送れたのも、沢山の人の支えがあったからです。青中での3年間は、かけがえのないものです。まだまだ未熟ですが、力強く、自分の力で未来を切り開いていきます」と答辞を述べた。
 卒業生全員で「あたなへ」を合唱し、感謝の気持ちを伝えた。また、記念品として、パイプ椅子30脚が学校に贈られた。