三十三間堂大的全国弓道大会で優勝

伝統ある三十三間堂大的全国弓道大会で優勝を果たした大木さん(右から2人目)

 第73回三十三間堂大的全国弓道大会(1月15日、京都市・三十三間堂境内特設会場)で、別府大学弓道部で別府市弓道会会員でもある大木優人さん(20)が優勝。このほど、長野恭紘別府市長に報告をした。宇都宮悟市弓道会長、宇都宮公子同副会長が同席。
 大会は、「成人の日」に行われ、20歳で初段以上の人のみが出場できるもの。江戸時代から行われている。毎年、1500人前後が出場し、予選では60㍍先の大的(1㍍)を狙う。決勝戦になると、的の大きさは79㌢に。今年は、成人男子の部に628人、同女子の部の832人が出場した。
 大木さんは、竹田高校の時に弓道を始めた。三十三間堂の大会には、「ユーチューブを見て、是非、自分も一生の思い出に出場したい」と思ったという。「これまでの大会で優勝経験はなかったので、思い出づくりの気持ちで出場したら、優勝して驚いている。人生で初めての優勝でうれしい。今後は、全日本で良い成績が残せるように頑張りたい」と話した。宇都宮会長は「この大会で、大分県から優勝したのは初めて。別府市弓道会にとってもうれしいこと」と述べた。
 長野市長は「優勝おめでとうございます。由緒ある大会で優勝し、素晴らしい」と労った。