朝見神社で「神輿」研修会

八幡朝見神社主催「神輿」研修会

 4年ぶりの開催を予定している別府八湯温泉まつりに向けて、八幡朝見神社(神日出男宮司)が9日、同社で「神輿」研修会を開催した。権藤和雄別府八湯温泉まつり実行委員長、中山慶一郎八幡朝見神社総代会会長、橋本達途副会長、平野芳弘平野資料館館長、市内神輿団体ら35人が出席した。
 講師は本音會創立會員の檀上陽一今日新聞社社長が「祭り」の根源を解説。「神輿」とは何か、神輿のかけ声「素意也」、祭礼の唄「別府木遣り」、手打ちの「三本締め」などの意味を語り、昭和13年に創建した八幡朝見神社本神輿の構造や神輿渡御の歴史を講話した。
 中山会長が総代会長就任の決意を述べ、橋本副会長が「良い仲間に恵まれた。苦しい時は本音會、朝見神社が守ってくれた。70歳を超えたが神輿を担ぎます」権藤実行委員長が「4年ぶりの神輿渡御が行えるのは皆様のおかげ。千年以上の歴史を持つ朝見神社の神輿を担いで、皆様の粋を別府市に広めて頂きたい」、平野館長が「幼い頃、元町で子ども神輿を担いだ。一つになって力を合わせることの大切さを学んだ。皆さんに協力したい」とあいさつ。
 最後に別府木遣り三本締めで祭りの成功を祈念し、研修の幕を閉じた。