4年ぶりに「杵築お城まつり」

酢屋の坂を武者行列が勇壮な姿を見せた
子どもたちが可愛らしい踊りで盛り上げた「さんたこどもまつり」

 4月29日から始まったゴールデンウイークも中盤となり、別府市をはじめ、県内各地の観光地で様々なイベントなどが開催され、コロナ禍前の賑わいが戻りつつある。
 杵築市内では、4日に「さんたこどもまつり」が杵築市役所山香庁舎ふれあい広場で、5日に「第36回きつきお城まつり」が城下町一帯で開催された。
 「さんたこどもまつり」は、これまで開催してきた「山香エビネまつり」がなくなり、何とか形を変えて継続できないかと有志で祭りを考えた。山裏地区まちづくり推進協議会の野草茶などのフリーマーケットや、山香こども園らの子どもたちが太鼓や踊りを披露して会場を盛り上げた他、ワークショップや工作屋台、大型トラクター、馬車などの乗り物展示コーナー、飲食ブースもあって大勢の人が訪れた。
 お城まつりは、5月に通常開催するのは、4年ぶり。今年から「江戸行列」を「武者行列」に変更。公募で集まった58人が武者姿に。親子で参加した人や女性の姿もあり、大原邸から酢屋の坂を下ると、杵築藩火縄砲術隊による演武も披露された。酢屋の坂下ステージでは、芸能文化発表会や衆楽観ステージ、書道パフォーマンスなどで盛り上がった。
 会場には、着物を着た外国人の姿もあり、思い思いに城下町を楽しんでいた。