別府市山の手町にある有料老人ホーム「愛の里サンヴィラ」に入居している、吉武太郎さんが18日に100歳の誕生日を迎え、入田純子市高齢者福祉課長がお祝いに訪れた。
吉武さんは国東市の出身で、日本大学専門部工科建築科を卒業し、戦後は大阪市内の建設会社に入社。一級建築士の資格も取り、昭和55年に退社。その後、別府市に移り住んだ。南荘園町の自治会長や老人会の会長も務め、90歳までは町内パトロール隊にも参加していた。平成21年から「愛の里」に入居し、毎日、テレビを見るのが好き。長寿の秘訣は「物づくりに夢を見る、くよくよせずに元気を心がける。好き嫌いなく食べる」ことだと言う。
姪夫婦や入居者も一緒に長寿を祝い、施設から花束、入居者からもお祝いの言葉やプレゼントが贈られた。吉武さんは「ありがとうございます」と話した。
市内の100歳以上は、吉武さんを含めて117人(女性107人、男性10人)となった。