ベップ・エッグ・シティスタートフェス

特設ステージでは、学校をテーマにしたダンスコンテストで盛り上がった
廃材を扱う匠・金井さん(右)がアドバイスする場面も

 これからプロを目指す「卵」たちを応援する「BEPPU EGG CITYスタートフェス」(向上委員会主催)が20、21日に別府公園で開催された。
 コロナ禍でチャンスを掴めずにいた「卵」たちに、未来へのチャンスの場をつくり、孵化するまでのプロセスを温かく育むプロジェクト。4つのフェスを同時開催し、優勝者は別府市ふるさと納税の返礼品になるというこれまでにない取り組み。
 今回は、ストリートソングコンテスト、1minシアターコンテスト、アップサイクルコンテスト、スクールダンスコンテストが行われた。
 ストリートソングでは、事前審査を通過した10組が21日、特設ステージの他公園内で演奏。1minシアターでは、「お湯」をテーマにスマートフォンで撮影した1分間の動画を募集し、別府ブルーバード劇場で上演。アップサイクルは、廃材を使って「使いたくなる机」づくりに取り組んだ。事前審査を通過した8人が、2日間をかけて制作。スクールダンスは、2人以上のチームで「学校」をテーマにしたダンスを披露した。特別審査員を招いているが、審査は一般の人の投票で決められた。
 21日は午前11時から特設ステージでオープニングが行われ、特別MCにタレントの勝俣邦和さんが登場。ダンスコンテストでは、客席から皆と同じ視線でステージを見て、参加者に「すごくカッコ良かった」と声をかけるなど、会場を盛り上げた。
 アップサイクルでは、テレビ番組の「劇的ビフォーアフター」で知られる廃材のスタイリストの匠であるガーデンアーティストの金井良一さんが審査員として参加し、参加者の作業の様子を見ながら、道具の使い方などについてアドバイスをする場面も見られた。
 他にも、フリーマーケットやキッチンカーなども多く出店し、天候にも恵まれ大勢の人が訪れて賑わった。