いきいき健幸部長

市民の健康増進など図る

大野 高之(おおの たかゆき)さん(56)

 健康推進課、保険年金課、介護保険課、スポーツ推進課と健康にまつわる事業の多い部署。
 「健康に関係のあるセクションなので、健康寿命の延伸や健康増進などに努めていきたい」と話す。
 国民健康保険は、県が主体となって広域化を図り、今年度は所得割、均等割を引き下げて負担軽減を図った。国保も介護保険も、健康増進が大きなポイントとなる。市では、タニタヘルスリンクと協定を結び、「みんなで健活ポイント事業」なども進めている。
 別府市出身で、愛媛大学農学部を卒業し、平成6年に別府市に採用された。「民間企業で4年間働いたのですが、Uターン採用枠ができて、郷土に戻って人のために役立つ仕事がしたいと思いました。新型コロナワクチンの仕事をしていた時には、市民の役に立てているな、と実感できた」と話す。
 公民連携課長などを経て、いきいき健幸部次長として、新型コロナウイルスのワクチン担当になり、今回、いきいき健幸部長となった。
 「制度がどんどん変わって、迅速に伝達するのがとても大変でした。当時の政府が1日1万人の接種を目指したので、その達成のためにかなりの職員を配置してもらいみんなの頑張りで業務を遂行することが出来た」と言う。
 当初はコールセンターがつながらなかったり、高齢者を中心に予約が取りづらかったりしたが、回線の増設や対面での予約受付をするなどていねいな対応をしてきた。
 また、市営住宅を担当した時には「近隣トラブルなど、通常あまり経験できないことでした。西別府住宅の建替えの際には、引っ越しの相談にのったり、お手伝いをしてトラブルなく移行できたと当時の上司に評価された時はうれしかった」と振り返る。
 「役人は役に立つ人という言葉を聞いたことがありますが、そうなりたいと常に思っています」。
 趣味は、バイクでのツーリングや登山、模型づくり。上田の湯町在住。